もちもちした犬

おもに日記のようなものを書きます。

9月~飲んだコンビニ酒まとめ


台湾にきて1か月くらいになる。まあ、1週間はホテルに閉じ込められていたが。

今回はこの短い間に台湾で買ったビールなどを簡単にまとめる。自分はもともとビールよりチューハイが好きだが、台湾のコンビニのラインナップはビール中心である。

台湾のコンビニには、外国産のビールが多く並んでいる。ドイツ、オランダ、アメリカ、タイ、韓国などなど。日本のものも多いが、特にオリオンのものが目に付く。オリオンのなかでも沖縄限定品である75BEER(これは沖縄で飲んだが結構うまい)など、珍しい商品まで置いているのだ。とはいえ、まあせっかく台湾に来ているんだから、舶来品より地のものをまず飲んでみることにする。

  • 台湾ビール

台湾ビール。日本では、瓶入りの「金牌」ばかりを見かける。カルディとかでたまーにフルーツ味(水果)のやつも見かけるが、どうも割高感がぬぐえない。やはり台湾で買うと安い。40NTD前後で買える。とはいえ円安のせいで昔ほど安いものではない。ほかのビールよりは安い、という点でありがたみはあるが。

ほかには、スタンダードの「經典(クラシック)」もある。個人的にはクラシックのほうが金牌より飲みやすくて好き。安いし。

 

「向陽 IGA」。イタリアングレープエール、らしい。

限定品として、こうした「特醸」シリーズがある。これらはクラフトビール的なもので、値段も倍くらいする。

IGAはアルコール度数が高く、きりっとした味わいだが、それでいてフルーティさがあるため飲みやすい。NEIPAは柑橘~~!!という味が主張するタイプのクラフトビールで、華やかな味わい。いずれもクオリティの高いものなので、機会があれば飲んでみてほしい。特醸シリーズはまだまだあるようだが、近所のコンビニではこの2つばかり見かける。

  • 臺虎精釀(Taihu Brewing)

臺虎(タイフー)は、オシャレな感じのクラフトビール・お酒を造る、比較的新しいメーカー。どれもやはり高めで、ロング缶だと99NTD(現在のレートで453円くらい)くらいのものが多い。普段リカマンとかやまやとかで輸入ビール漁る感覚でいけば妥当な線ではあるが、むろん日本で売られればもっと高くなるはずだ。

自分はなるべく安く手頃に酔いたいという考えのもとで、ロング缶のチューハイをよく飲んでいた。そのため、ビアカクテルなんかは無駄に高くて苦いだけだ、という偏見(というか貧乏人特有のゆがんだ感性)を持っていた。

だが、臺虎はその妙味を理解(わか)らせてくれた。

 

焙茶梅啤酒」梅酒×ほうじ茶×ビール。変なの~というのが第一印象であった。CHOYAと書いているし、静岡のお茶を使っているらしいが、日本でこんな変な飲み物みたことないぞ。

飲んでみると、やはり変な味。ビールである必要はねえだろ、と思った。しかし、飲み進めるうちにええやんええやんとなる。飲み終えたころには美味しかったような気がしていた。清涼感が残暑の台湾にぴったりの一本。

 

 

青梅竹馬」は、「竹馬の友」と同じように幼馴染をさすが、特に男女のことをさすようだ。それはそうと、缶のデザインのポップさ。サブカルや「文青(文學青年)」みたいな層には確実にウケそう。台湾らしさを出したこういうフレーバーは得意とするところであろう。

 

熱虎旺旺來 鳳梨酒」これはビールではなくパインのお酒。「テパチェ」はメキシコの国民的な飲み物らしい。さとうきびとパインを発酵させた酒らしく欧米でそれなりに流行ってるらしい。知らんけど。酸味が強くてまぶたがぴくぴくするが、非常に濃厚なパインの味がする。

 

 

臺虎添柚臺灣」GOD BLESS YUZU。名前は「天佑」とかけているのは言うまでもないだろう。トレードマークのひょうたん虎がかわいらしいパッケージ。9.9パーセントの強いビールだ。ゆずの果汁の香味はもちろん、白いわたの部分みたいな、あの苦みがある。柑橘系のビールは飲みやすいが、これも9パー超えていてなおまろやかな飲み口ですごい。値段が安かったら2本くらい買っていたところだ。

 

臺虎長島冰啤」LONG ISLAND ICED BEERも9.9パーのバカビールである。このシリーズはほかにもあるが、この2本はよく見る。どっちかというとゆずのほうが好みだけど、これも悪くはない。

 

このシリーズの缶にはご丁寧に飲み方の指南がついている。コップも氷もねえのでそのままいかせてもらう。

ところで、台湾ではビールに氷を入れることも結構あるようだ。隔離ホテルでビールを注文した時にもカップに氷が入って出てきたので面食らった。冷えているものを避ける傾向の名残なんだろう。しかしながら、このシリーズに関してはロックで飲むのも悪くないかもしれない。

 

  • その他

雑に括る。

台湾キリンビールのオリジナルブランドの「BAR BEER」。安物の第3のビールみたいな見た目なのでどうせ安物だろと思っていたが、ちゃんとしたビールでした。飲食店でもこれを出しているのは結構見かけた。すっきりした味で、よく言えば飲みやすく、悪く言えば印象に残らない。一番搾りみたいな味ではない。

ブレまくり

BUCKSKIN(柏克金)の「夏日沁香啤酒」。8月までの夏限定だったらしいが売れ残りがあったので買えた。見た目の通り、柑橘系の香りが強い、上品なビール。しかし、この柑橘っぽさはMandarina Bavariaというホップが使われていることによるものらしい。結構飲みごたえがあった。

Buckskinは、ドイツ風のビールを作る台湾のメーカーらしい。日本にも製品を展開しているようで、ホームページもでてきた。ここもいろいろ出しているので、見つけたら飲んでいく。

冰火(ビンフォ)」のレモン味。ウォッカベースのカクテルみたいなやつ。スミノフアイスとかZIMAみたいな枠の商品で、それらよりもよく売っている。味的には見ためでイメージしたまんまの感じ。アルコール度数も低く飲みやすい。ほかにはブドウ味、シャンパン味などもあるようだ。

 

 

以上、9月~今日までの間に飲んだ酒のまとめである。個人的には臺虎を知ったのは収穫であった。おいしいクラフトビールは結構充実しているので、いろいろ飲んでいこうと思う。

まあ安くチューハイが買えればそれを買いたいが、台湾はやはりビールがメインのようだ。発泡酒や第3のビールみたいなのもほぼ見かけない。酒だと白酒とかももちろんあるわけだが、そういうのはキツい。

外の店で飲むよりコンビニでちょっと高めのやつを買うほうが安く上がる(ような気がする)のでそうしているが、新竹のはずれにある大学周辺だとそもそも飲める店があまりないという問題がある。大学付近のコンビニで買って、道々飲みながら帰ってくるのである。あまり良い行動とは言えないが、日本でもよくやっていたことではある。