もちもちした犬

おもに日記のようなものを書きます。

10月に飲んだお酒まとめ

早いものでもう10月も終わる。今月初めにはちょっと気温が下がってきて、そのまま寒くなるかと思いきや今日も半袖である。秋口のちょっとヒヤッとする感じ、どこからともなく香るキンモクセイ、そうしたものが大好きなのだが、ここは新竹。巨大な松ぼっくりが車の上にでかい音を立てて落ちてきたり、吹きしきる異常に強い風が木をバキっと折ったりするだけである。

 

前回飲んだものをまとめたのは10月10日なので、今回はそこから今日までの間に新しく飲んだものをまとめた。

 

anthf.hatenablog.jp

 

  • 臺虎

餞男醋女

餞男醋女。化應子は結構むかしに食べたことがあったが、良くも悪くもその味がそのまま酒になっている。確かに台湾らしさがある。地元色の強いものが面白いと思っていられるのも自分が外国人だからかもしれないが、まあ面白いのでいいでしょう。

 

臺虎桃太郎

9.9パーセントシリーズの桃味、Son of a peach。かわいい絵柄とかわいくない度数が特徴のこのシリーズだが、これは結構好き。柑橘系は当然ビールによく合うのでゆずやレモンはまあ美味しかったわけだが、桃味は意外性のあるおいしさといったところか。ちゃんと桃、それでいてビール。だがアルコールっぽさも強く、無理に9.9にしなくてもいいのに……という感じもしなくはない。

 

蘋果乒乓

また9.9パー。これとレモン味(長島啤酒)は結構どこのセブンでも売っている。リンゴ味の当たりはずれは案外大きいのでちょっと警戒していたが、これはさわやかな方のリンゴ味だったのでよかった(リンゴのコンポート的なムワッ♡という感じのリンゴ味はおそらくビールには合わない)。アルコール臭さも低く、グビッと飲める。

 

青甘寶貝

これはなかなか当たりでした。成城石井とかで売ってるアメリカ産の甘いお茶飲料に近い味かも。前回取り上げたほうじ茶×梅酒×ビールのやつもだけど、臺虎のお茶系は割といい。

 

檸檬冬冬

冬瓜茶は、以前台湾に旅行に来た時に飲んだことがあった。その時は割と飲みやすかったと記憶しているのだが、これは結構青臭さとえぐみが強い。後味にはレモンとはちみつの風味もあるが、えぐみが残る。これをフックとして楽しめればまた意見は変わってくるだろうが、わざわざ高い値段で買って飲むにしては…という感想。

 

臺虎は個性が売りのメーカーだが、ペプシペヤングよろしく、奇を衒ったものを出せばいいと思ってるのではないか?と感じるものもある(まあ、私は変な味のものを喜んで買うようなタイプではあるのだが)。ゆえに、ハズレ的なものも多いが、その分好みの味に当たればうれしいものである。

臺虎のウェブサイトをみると、コンビニやスーパーではほぼ見かけないものも多い。酒屋か臺虎のお店?に行けばきっと買えるんだろう。

www.taihubrewing.com

 

  • 柏克金(Buckskin)

十月慶典啤酒

ドイツビールの製法を台湾で再現するBuckskinのオクトーバーフェスト仕様のビール。ミュンヘン風らしいが、その辺のことは詳しくないのでよくわからない。コクが強く、飲みごたえのある一本でした。台湾ではセブン、ファミマ(全家)、OKマート、Hi-Lifeが4大コンビニであるが、Buckskinと臺虎はコンビニの棲み分けをしているような印象がある。セブンは臺虎、Hi-LifeはBuckskinという印象。まあ、いろいろあるのだろう。ちょっと調べておきたい。

 

  • 台灣啤酒

台啤特釀研究室 白色迷霧

まあこれは白ビールであり、要はベルギービール風のあれである。6月頃に出た新商品らしく、スーパーで安く買った。ほかに黒ビールなどもあるようで、このシリーズも気になる。

 

  • 雪山啤酒(BUSCH)

Busch(雪山啤酒)。Buschとは、バドワイザーの製造元であるアンハイザー・ブッシュ社のブッシュである。

バドワイザーというのはチェコの地名から取っているらしいが、アンハイザー・ブッシュ社は当地に無断でその名前を商標化したことから、世界各地で名義の問題を抱えているらしい。そのため、一部の地域ではBuschという名前で売られているのだという。ところで、台湾のコンビニにはバドワイザーはほぼ必ずおいてある。しかし、このBuschもまた置かれているのだ。値段はBuschのほうがちょっと安めだったと記憶している。このBusch、製造地は大陸である。しかし大陸のほうでもバドワイザーバドワイザー名義で売られているようなのだが。この裏にもいろいろ複雑な事情があるのかもしれない。

 

  • 付記

鹽酥雞のお店は台湾の各地に存在する。夕方から夜中まで営業していることが多い。私がよく飲酒している公園の近くにも3軒ほどあり、ビールと一緒に食べれば最高。

鶏肉、てんぷら(練り物)などのほかに、トウモロコシやポテト、さつまいも、ししとう?などの野菜もある。味付けはコショウとにんにくが強い。冷静に考えればこんなのを夜に食べていいはずがないのだが、たまに食べる分には気持ちがよい。

鹽酥雞自体の歴史はそう長くはないだろうが、滷味攤と同様に自分で選んだものを揚げてもらうというシステムは単純なので開業しやすいという面もあるだろう。ノウハウを学んで日本でも開業すれば一発当てられるかもしれない。

そんなことを考えていると、韓国の「チキン屋」の図が脳裏をかすめたのであった。