もちもちした犬

おもに日記のようなものを書きます。

隔離めしの記録

自分の場合、台湾に入ってから7日隔離されることになっている。ひとりで入れる部屋がある人間だと4日分は自室隔離でいいのだが、自分は寮なのでこのホテルにとどまる必要があるのだ。また、到着日は0日目となる。

1日中寝ていたい気持ちもあったが、朝飯が届けられたり体温の報告を何度かしないといけなかったりで、規則正しい生活をしなくてはならなくなる。それに、アマプラが見れなかったりウマ娘ができなかったりで退屈だ。テレビも面白くない。むろん、やるべきことはたくさんあるのだが……。

肝心なのはめしである。以下、昨日の朝めしから順に記録する。なお、一応のこと全部完食している。

  • 1日目朝

ハンバーガーは何の肉かよくわからなかった

弘爺漢堡と書かれていたのでそこのハンバーガーなのだろう。味はまあまあ。全体的に色素が薄めであったが、みかけよりも食いでがある。ヨーグルトはヨーグルト。パンは2つともクリームパンで、まあ後で食べた。味は普通。

  • 1日目昼

このカットにんじんは機内食でも見た気がする

大学の生協でいうところの古代米みたいな赤みのある飯の上に、フライドチキンが乗っている。そこにミックスベジタブルみたいなのがちらしてある。入っている菜っ葉はA菜?かなにかのよく炒めたやつなどだと思う。

健康志向と手抜き感の同居した一皿。なんだか物足りないので無料で頼めるチリソースを頼んだが、それでいい感じになった。

  • 1日目夜

中央上のてんぷらはイカかタコ?が入っていておいしかった

和食風の見た目だが、全部台湾風の味。ポストコロニアルな感傷が押し寄せる。右上のものなどは見た目では想像のつかないような味がした。全体的に味が強い。たくあんは嫌いだがしかたないので食べた。

 

以上のように、飯は全体的に微妙な水準で、しかもなんだかだんだんグレードダウンしているような気さえする。なんだかんだ日本円にして1泊2万程度の金を払ったので複雑な気持ちになるのも許してほしい。そこで、デリバリーをつかってみることにした。ホテルにチェックインするとき、部屋までのデリバリーは決められた時間内であれば使ってよいという説明を受けていたのだった。

普段は割高感があってあまり使わないのだが、この際である。腹が減っているというほどでもないので、とりあえずは注文の勝手を知るためにドリンクを注文してみた。

木瓜牛奶

木瓜牛奶は、パパイヤミルクである。はじめて台湾に行ったときに飲んでからとても気に入ったものだ。

配達サービスは、日本からは撤退したフードパンダを使った。配達はホテルのフロントにされるが、そこから部屋に持ってくるまでがかなり時間がかかった。とはいえ、ちゃんとまだ冷たくておいしかった。甘さは調整できたが、普通のままでお願いした。氷は少なめにしておいたので薄くならずに済んだかも。配達料もあり割高だが、トータル108元でだいたい500円程度なのでよし。使い勝手もなんとなくわかったので、翌日にはなにか食べ物を頼んでみようと思った。

  • 2日目朝

ゆでたまごもある

2日目朝はなんかキャベツをくるんで焼いたやつだった。名前は知らない。これは結構美味しかった。ついているのは豆漿(豆乳)。

このあと申請書書いたり本読んだりストレッチしたりする。

  • 2日目昼

これはいまのところ一番微妙。全体的に冷凍食品っぽいのはまだいいが、鶏とかは冷凍焼けしている味がした。無料のインスタントみそ汁を飲む。

  • 2日目夜

りんごは小ぶりだがいい感じ

夜飯の弁当ではおいしい部類であった。0日目夜のものと似ているが、味付けはこっちのほうがあっさりしている。右上の豚肉の炒め物はニンニク醤油のような味つけ。豆が入っている分かコメは少なめになっているが、野菜類も味が濃く、もう少しあったほうがよかった気もする。

  • 吮指王 「招牌大雞排」

招牌大雞排

まだ食えるので、昨日に引き続き外送を頼んでみた。これも108元。すぐ届いたが、配達した人から直接電話がかかってきてへんな中国語をはなすはめになった。例によってフロント→部屋までが時間がかかる。

その前にルームサービスで注文した割高の台湾ビールが届いた。ビールと一緒に氷の入ったカップがサーブされたのはびっくりしたが、どうも台湾では結構やるらしい。

さて鷄排である。今回頼んだお店はけっこう店があるチェーンらしい。時間は少し経ったがまだまだ揚げたての熱さが残っている。結構スパイシーな味だが、衣には甘みもある。ビールに合う味でとてもうまいが、けっこうでかいので先に飲み終わってしまった。以前台湾で食べたのは台北のどこかの夜市だったが、めちゃくちゃ並んだ覚えがある。割高とはいえ150円程度の差なので、家ですぐ食えるならデリバリーもまあありだなと思うのだった。